日越学生の共創がスタート!


来る9月2日〜10日、「ベトナムの社会課題をビジネスで解決する共創型ツアー」を開催します。
これはベトナムの首都ハノイに1週間滞在し、日本とベトナムの学生が協力し合い、ベトナムの社会課題を解決するためのアイデアを創りあげるというツアーです。

8月24日(土)に出国前の日本の学生とベトナム人参加学生とのオンライン上での顔合わせと、ベトナム人チームのチームビルディングを行いました。

顔合わせで高まる期待

パソコンの画面を挟んで互いに短い自己紹介をする日越の学生。
日本からは北は北海道から関西まで、また既に海外にいる学生の皆さんが参加してくださいます。
ベトナムの学生は年齢も様々、日本のマンガが好きだと言ってくれる学生や、将来は海外で働きたいと意欲を見せる学生など、多様な仲間が集まりました。

オンラインで初顔合わせ

国境を越えた共創の第一歩はオンラインでの対話でした。
これからの時代、物理的な距離はテクノロジーによって縮められ、世界中の仲間と出会い共通目的に向かってアクションしていくことが、もっと当たり前になっていくのではないでしょうか。

自己紹介で爆笑

日越の仲間が直接会えるのは一週間後。
これから始まるチャレンジと新しい仲間との出会い・対話に自ずと期待が高まります。

若さと才気あふれるベトナム人チーム

日本との顔合わせのあとは、ベトナム人チーム内でのチームビルディングです。

参加者は6名。大学に入学したばかりの1年生から、大学を卒業して最近働き出したばかりという幅広い世代の若者が今回の仲間が参加してくれました。
(残念ながらあと2名はタイミングが合わず欠席。ツアーで会いましょう)

今回のツアーのベトナムメンバーを募集した際、告知をしてわずか3日で60名を越える応募があり、運営側としては大変驚きました。
当初はそれほど多くの人が手を挙げてくれるとは思っていなかったので、申し込んでくれた人は全員参加してもらうつもりでしたが、フタを開けてみると、予想以上の数。
結果、面接を通して、現在のメンバーに絞り込むことになりました。

簡単なゲームでアイスブレーク

互いに会うのが初めてのメンバーも居るベトナム人学生たち。
ツアー中の仲間をもっと知るためにペアインタビュー&他己紹介を行いました。

ペアインタビューで互いを理解

ベトナム人の大学生は本当に英語が堪能です。
みんなが英語が流暢でネイティブのように話すというわけではありません。むしろベトナム人独特の発音であることが多いです。
しかし、英語でのコミュニケーションに慣れているな、という印象を受けます。

インタビュー相手を紹介

英語はあくまでコミュニケーションのツールです。ツールである以上、使い込めば使い込むほど、腕は上達すると私は考えています。
知識として蓄えたボキャブラリーを会話の中で繰り返し使っているうちに、考えなくてもフレーズや単語が口をついて出てくるようになります。そして、そのバリエーションを増やしていくことで、会話に奥行きが出てきます。

彼・彼女らは大学での勉強はもとより、今回のツアーなどの課外活動で積極的に外国人に接することで、ツールとしての英語を使い続けているのです。

ツアー期間中に彼らの語学に対する考え方や日々の学習の姿勢について聞いてみたいと思います。

日本から見たベトナム

最後は日本から見たベトナムについて説明しました。
外から見たベトナムについて知ってもらうことで、彼らにも新しい視点で自らの国を見直すきっかけにしてもらいたかったのです。

特に日系企業にとってのベトナムの位置づけとして「チャイナプラスワン」の筆頭として次の2点を伝えました。

  • 新たな製造拠点として
  • 中間層の増大に伴う消費市場として

製造拠点として見た時のベトナムの人件費の安さや、若く消費意欲の高い新たなマーケットそていのベトナムについて、学生たちも同様の認識を持っていました。
また、彼らの自負として「ベトナム人は手先が器用で、高品質のものをつくることが出来る」という思いがあるようです。

外から見たベトナムについて真剣に耳を傾ける学生たち

今回の参加者達は皆、いわゆる”いい大学”の学生達です。
そんな彼・彼女らがベトナムという国の未来をそして自分たちのキャリアをどのように描いているのか。日本人との共創を通じて、日本や他の国々に対してどのような思いを持つのか。
これからの対話を通してひとつずつ声を聞いていきたいと思っています。

9月2日からのツアーではベトナム人の学生と日本の学生が一つのチームとなり、ベトナムの社会課題解決のアイデアを検討します。
よそものである日本人が日本人だけで考えるのではなく、また現地に住むベトナム人がベトナム人同士でだけ考えるのでもありません。
それぞれ全く違う環境で育ったメンバー同士が多角的な視点からアイデアを統合し、価値創造に取り組みます。

一体何が起きるか想像もつきませんが、その不確かさこそが今回のツアーのポイントです。
今から両者の共創から生まれるイノベーションが楽しみでなりません。

小原

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