9月3日、ベトナムの社会課題をビジネスで解決する共創型ツアーが始まりました。
これから7日間、日本の学生とハノイの学生が協力し、ベトナムの社会課題の解決策を創りあげていきます。
本日は1日目の様子をレポートします。
オープニングセッション
ツアーの最初は、全体スケジュールの説明やツアーのゴール、ツアーでのルールについて説明を行いました。
「共感」「共創」「実践知」というキーワードを使い、多様な参加者との共創に向けたマインドセットを行いました。
相手の意見に耳を傾けること、英語力を気にせず自分の意見を伝えようとすること、失敗から学ぶことなど、これから7日間のワークで必要な価値観を全員で共有しました。
ベトナムの社会問題についての講演
午前中は、ベトナム全土で社会起業の支援を行い、ハバタクとの事業パートナーであるCSIP(http://www.doanhnhanxahoi.org/en)の方々をお招きし、ベトナムの社会課題やその解決に取り組む人々・企業の事例などについてお話しいただきました。
代表のOanhから「あなたの考えるベトナムの課題は?」「ソーシャルエンタープライズとNPOや慈善団体の違いは?」など、質問を投げかけられながらインタラクティブに進みました。
参加者は、ベトナムの社会問題やそれに取り組む社会起業、社会企業を取り巻く環境などについての認識を深めました。
「社会起業家は、社会の問題に対して誰かが解決するのを待たずに、自分で解決しようと動き出した人達なのです」という言葉が印象的でした。
2日目以降のアクティビティでは、実際に社会起業家に会ってインタビューも行います。そこで、彼らのビジョンに対する想いを感じてもらいたいなと思っています。
チームビルディングセッション
1日目の午後は、参加者相互の理解を促進するために、レゴブロックを使ったアクティビティを行いました。
作る際のポイントは、手を動かしながら考えること。
参加者が、各々の頭の中にあるイメージをレゴで具現化し、それを共有しました。
ワーク中はそれぞれのグループから笑い声が上がったりと、それぞれの参加者が楽しくコミュニケーションをとると共に、言葉や文化の壁を越えたより深いレベルで互いに共感していました。
ベトナム・日本の共通言語は英語です。両者ともに母国語ではないため、時に自分の考えや想いを表現することに困難を感じることがありました。しかし、それぞれの伝えようとする声に、他の参加者がしっかりと耳を傾ける。分からなければ色んな角度から質問を投げかけ理解しようと務める。そんな「共創」のマインドを初日から見ることが出来ました。
1日目はこれにて終了。
翌日以降のアクティビティで、どんな共創からどんなアウトプットが出てくるのか、とても楽しみです。
浅岡諒