2014年10月、新潟県立国際情報高校の海外進学コースの生徒さんを対象にボストンへのスタディツアーを実施しました。
同校は、公立高校唯一の海外進学コースを2013年に設置した先進的な学校。「多様な価値観が共存するグローバル社会において、課題を発見し、解決するために他者と協働できる能力を育成する」を理念に掲げておられます。
今回は「社会課題に立ち向かうリーダー育成」を目的として、マサチューセッツ工科大学(MIT)のアントレプレナーシップメソッドを活用しながらプログラムを進めていきました。弊社の長井と、北米統括でありNative Mind LLC代表でもある白川寧々の2人のアントレプレナーが自らナビゲーターを務めます。
一日目から生徒それぞれの問題意識が見える、熱い議論が交わされました。
「アントレプレナーシップ」というと難しそうに聞こえますが、ハバタクの考えるアントレプレナーシップとは「新しくコトを起こす力」のこと。その第一歩は「自分の”LOVE”(好きなこと、広めたいことなど)と”HATE”(何とかしたいこと、根絶したいことなど)を言語化して述べてみる」ことから始まりました。
その後は自分なりのテーマを模索してアイデアを練っていくワークです。こちらも一見難しそうですが、結局は「誰をどんなふうにハッピーにしたいの?」という問いに答えていく一連の探究です。
最終的にはチームごとに5分の英語でのプレゼンにまとめてワークショップは終了。もちろん、これはゴールではなくスタートです。これから生徒さんたちは後続の日程において訪問する各大学でプレゼンし、フィードバックをもらって改善するというミッションを実行することになります。
現地日程は実質5日間と短いながら、大学のキャンパス訪問も精力的におこないました。ボストン近郊にあるMIT、ハーバード大学はもちろんのこと、少し郊外にある大学さんも訪問。アイビー・リーグの一角でリベラルな校風で人気のあるブラウン大学や、
合衆国で一番美しいキャンパスと評判の女子大、スミス・カレッジにも伺いました。それぞれ学生さんとの交流およびプレゼンのセッションをこなし、徐々に自信をつけていく参加者の面々。最初は面と向かっての質問にも躊躇していて、夜の振り返り会では「もっと積極的にならないと!」とお互いを叱咤していたのが、最終的には緊張した面持ちながらも質問や意見交換が板についた様子でした。
普段とはまったく違う環境に飛び込み、自らの行動で世界への視野を開き始めた参加者たち。短いながらも、自分の人生を自分で切り開いていこうという”Have a Takt!”なスイッチが入る、強烈な原体験となったようです。最終日の振り返りでは、テーブルを囲んで自らのビジョンとこれからのアクションを活き活きと語る姿が印象的でした。
ハバタクは、中高生たちの未来を応援しています!
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