同志社中学校向けのネイティブ脳ブートキャンプの2日目のレポートです。
(1日目の様子はこちら)
2日目のプログラムは「ストーリーの発表」から始まりました。
初めに1日目に作ったストーリーをスライドを使ったり、演劇形式にしたりして発表してもらいました。
次に「論理的に話し、反論するワーク」。相手に自分の主張に説得力を持たせるために、どう理由を持って論理を作り、どう相手の主張に反論するのかという、3ポイントゲーム&反論フレームワークをやりました。
そして最後に「自分の主張を伝えるスピーチ作り」。観客に自分の主張を論理的に説明するためのスピーチを作りました。
初めの「ストーリーの発表」は、小道具を使って英語劇を盛り上げたり、ダンス部のストーリーのために、みんなの前で音楽に合わせてカッコよく踊ってくれたチーム等もあり、クリエイティブな作品に私たちも楽しませてもらいました。
言葉だけでなく、動きを取り入れて言いたいことを伝えることで、ちょっとくらいわからない英単語があっても、自分の言いたいことは伝えられる、と参加者に気づいてもらえたと思います。
その次の「論理的に話し、反論するワーク」は、中学生には難しいかな…?と思える場面もありましたが、もともと「出る杭は打たない」「自分で考えて行動しよう」という自由な校風のせいか、みんなとても柔軟で、論理を展開するポテンシャルは十分です。持ち前のガッツを見せてついていってくれました。
最後に「自分の主張を伝えるスピーチ作り」については、自分の話したいことを見出すのに苦労した参加者もいましたが、「自分は何が好きなんだろう?」「自分は何が嫌いなんだろう?」とじっくり考えていくことで、それぞれの個性が表れたスピーチが作られていきました。中学生とは思えない深い知見から長い長い力作のスピーチ原稿を作った参加者もおり、自分の言いたいことを英語でまとめたという経験は大きな自信になったと思います。
子どもたちは日々の勉強を通じて、様々な事を学び、たくさんのことや単語を知っています。日々の授業ではそういう断片的なことをまとめて使う時間がありません。だから英語の使い方を学びきれずに「英語ができない…」と、自信を持てていない事が多いのですが、今回のように、総合的な知識や力を必要とする課題に挑戦することで、今までの勉強でためたピースが繋がっていきます。
こうやって自分の知識を総動員し、「自分の作品」を作り上げるという経験をすることで、「私もできる!」自信がつき、英語を学びたいという意欲が高まっていくのです。
3日目は、ついに自分語りの大発表会です!