Break The Bias! ~Co-Creation Journey Day 5~


光陰矢の如しでCo-Creation Journeyももう五日目。
本日の様子をお伝えします!

○チェックイン

恒例となった朝のシェアリング、今の気分をグループで共有し合います。
昨日のアイデア創出ワークでは最後の方ではみんなお疲れの様子でしたが、ゆっくり休んだ人が多かったのか、今朝は元気な人が多かったように見えました。

○Break The Bias

今日の目玉は、“Break The Bias”
昨日のワークで作成したアイデアから、さらにイノベーティブなアイデアを作成するために、Break The Biasという手法を使って、アイディエーションを行いました。

今まで考えていなかった前提条件・コアバリューを組み合わせることで
無理やり枠の外で思考を行い、新しいアイデアを考えました。

参加者の方々を見ていて、枠を超えることのハードさはどこにあるのか、気づいた点が二点あるので以下に、整理してみました。

・その1:具体的なアイデアの要素を抽象的に取り出すこと
Break The Bias手法では、今まで自分が作った具体的なアイデアから、その要素を抽象化する、ということを行います。

例えば、今では当たり前のテレビというアイデア。
その思考を越えるために、「テレビってそもそも何?ユーザは誰?どんな状況で使う?」などの問いから思考を始めます。

・様々な情報が伝えられる
・一方向に情報が伝えられる
・電気が必要
・いろいろなセグメントのユーザがいる
・持ち運びできない、大きい

などなど、様々な”条件”が存在します。
この条件や、コアバリューとは別の条件・バリューを考えることで、そのプロダクト・サービスで考えていなかった要素をあぶり出します。

今回のワークでは、自分で作ったアイデアだからこそ、アイデア段階で様々な方向に目を向けすぎてしまったり、アイデアのベースが固まっていなかったりしたせいで、単純に各要素を抜き出すことに難しさを感じているように見えました。

たとえば、新聞のようなプロダクトを考えた人は、それが紙なのかデジタルなのか、はっきりイメージを持たないままだったので、要素抽出に手間取っていました。

・その2:忘れること
枠を越えることがハードな理由の二番目は、忘れること、です。
つまり、新しいアイデアを考えようとするときに、オリジナルのアイデアをにとらわれてしまう、ということが見られました。

例えば、スピーカーのようなプロダクトを考えた人は、もっといいスピーカーにしようということに思考がとらわれてしまう。

グループごとにサポートしながらワークをすすめていたのですが、自分の枠を越えることの難しさを、運営者ながら実感しました。

・ブレイク

昼食後、疲れた脳を活性化させようと、ブレイクがてら全員でゲームを行いました。
全身を使った伝言ゲームを行ったのですが、みんな笑顔で楽しんでいました。

・EVトーク

場が温まったところで、エレベータートーク。
3分で各自のアイデアを発表しました。

・ストーリーテリング

その後、昨日作ったアイデアと今日のアイデアからひとつアイデアを選び、ストーリーを考えました。
自分のプロダクト・サービスが、どんな場面でどのように使われて、ユーザに何が起こるかを整理し、一人ずつプレゼンテーションを行いまいした。

・グルーピング

各自のストーリーを共有した後、似たようなアイデア、コンセプト同士の人で集まり、最終的なビジネスアイデアを作成するためのグループをつくりました。

最終日に向けて、3つのチームが出来上がりました。
チーム1: No Bita
チーム2: Intelligent
チーム3: WWW

・プロトタイプ

その後、チームごとに分かれ、アイデアのプロトタイプを作成しました。
色紙やダンボールを使い、実際のプロダクトのイメージを作り上げていきます。
アイデアが目に見え、さわれるカタチになっていき、参加者もテンションが上がったのか、楽しそうな声が聞こえました。
明日、実際にプロトタイプを持って、ユーザインタビューに出かけます。
どんな反応があるか楽しみです!!
(池野真史)

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