ベトナムの中学・高校では、いじめが深刻な社会問題となってきている。ホーチミン大学教育学部が297名の中高生を対象にアンケートを実施した、うち80.3%が学校外で誹謗中傷されている生徒を目撃し、59.3%が暴力を受けている生徒を目撃していた事が明らかとなった。
最近では中学2年生の女生徒が4、5名の女子グループから暴力行為を受けている映像がインターネット上に流出した。映像は、頭を抱え泣き叫んでいる少女がプラスチック製の椅子で殴り続けられているといったものだ。教室には他の生徒もいたが、誰1人止めようとするものはいなかった。
この学校の中学校校長は警察の協力のもと、いじめの原因や問題解決に関し対応に追われているが、ベトナム市民の多くは今後さらに深刻化するのではと不安を抱いている。
ベトナムオフィス・Hanhより
私が高校に通っていた10年前、いじめは非常に珍しいものでしたが、最近では頻繁にニュースで見かける問題となりました。
まだ若く、幼い学生達の間でこのような問題が頻発するのは非常に痛ましいことです。加害者は退学に追いやられる事も少なくなく、被害者はこの事件により消えない心の傷を残してしまうのです。学校は生徒の声にもっと耳を傾け、どうすべきかだけでなく何をしてはいけないかを伝えるべきです。また、全ての学校にカウンセラーを配置する、学校外での生徒達の行動を管理するボランティアを雇うなど積極的に行動すべきではないでしょうか。
本ニュースはベトナムの地元紙tuoi treのトップ記事を参照しています。
http://tuoitre.vn/tin/chinh-tri-xa-hoi/20150311/de-xuat-duoi-hoc-hoc-sinh-danh-nu-sinh-lop-7/719150.html
http://tuoitre.vn/tin/chinh-tri-xa-hoi/20150311/de-xuat-duoi-hoc-hoc-sinh-danh-nu-sinh-lop-7/719150.html