[Future Design Jam]フェーズ1「探究」:都市と農村のライフスタイルを体験する


「探究」のフェーズでは、都市部と農村部のライフスタイルを体験するフィールドワークを行いました。参加者にとっては視野が広がる貴重なひとときとなりました。

ホーチミン市&ロンアン省を「観察」する

初日は、ホーチミンの市内へチームを組んでフィールドワークに出かけ、現地でクラス人々の日常生活を目にしました。翌日は、都市部の変化のめまぐるしいライフスタイルとは真逆の、農村部ののどかな風景に触れました。ロンアン省に着いた参加者は、豚に餌をやったり、ココナッツの木に登ったり、ボートを漕いだり、ホームステイしているお宅の食事の準備を手伝ったりと、初めての経験にチャレンジし、地域の人々と積極的に交流していました。翌日からはまたホーチミン市に戻り、この経験をワークショップでアウトプットしていきます。
ロンアン省に着いた
                        
             ボートを漕いだ

現地の人々に共感する

ロンアン省から戻った一行は、疲れも見られましたが、それよりも現地での人々のライフスタイルから感じたこと、良いと思う点、不便を感じる点など、とにかく感想をシェアしたい!という意欲にあふれていました。ワークショップは、ステイしたお宅で一番印象に残った人を取り上げることで、農村部の暮らしの光と影を深く感じとる時間となりました。
Empathy map

参加者の声:

トゥ(19歳・ベトナム)

ホーチミンとロンアンでのフィールドワークはとても有意義でした。私もホーチミンに住んでいますし、田舎を旅行したこともよくあります。でも今回の「ジャッジなしに観察する」というやり方で自分のまちを見つめたことはありませんでした。最初はホームステイ先のファミリーは私たちが来ることで居心地悪く感じているのじゃないかと誤解していました。でもどんどん会話していくにつれ、彼らが単にシャイだということがわかったのです。私たちのように他所から来た人と交流することがほとんどないのです。しかも、ベッドを整えたり、よく眠れたかどうかなど、私たちのことをとても気にかけてくれました。もう一度会って、感謝の気持ちを伝えられたらと思っています。


FDJスタッフ・ハンのコメント

このフィールドワークを通して、学生たちが多くのことを体験していることがわかりました。現地の人々とどのようにコミュニケーションをとればいいのか、チームメンバーをどのようにケアすればよいか、聴く姿勢を持ち、他者を深く理解しようとすることから、多くを学びました。フィールドワークを終えて、学生たちは考え方を大きく変えたように思います。マインドをオープンにし、世界の認識を深めるきっかけをFDJが提供できたのではないでしょうか。

今回もお読みいただき、ありがとうございます。次回はフェーズ2「デザイン」のレポートをお届けします。学生たちは、自分たちの生活や人生を振り返り、未来について探索を始めました。その探求を映像化してビデオに納めるというアクティビティです。どうぞお楽しみに!


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