東京学芸大学附属高等学校・ネイティブ脳サイエンス英語ワークショップ


東京学芸大学附属高等学校・ネイティブ脳サイエンス英語ワークショップを実施しました!

326日(木)と27日(金)の2日間に渡り、東京学芸大学附属高等学校にて、サイエンス英語に特化した、ネイティブ脳TMワークショップを実施しました。
東京学芸大学附属高校は、スーパーサイエンスハイスクールの指定を受けており、生徒さんは海外の学校との交流の中で、自らの研究結果を英語で説明したり、発表したりすることが求められます。
今回のプログラムにおいても、サイエンスのテーマについて、TEDスピーカーのようにカッコよくプレゼンテーションをすることを目標とし、2日間かけてその準備を行いました。
1日目
1日目は英語で自分や身の周りの人のことを短時間で紹介する自己紹介ゲームから始まり、サイエンスに関する英語のプレゼンテーションを見て、その音声吹き替えを行う「アテレコ・ワーク」を重点的に行いました。
【まずは自分について語ることから!自己紹介ゲーム
初めの自己紹介ゲームの中では、自らの好きなサイエンスのトピックについても英語で語ってもらいました。しかし、難しいサイエンスの概念をいきなり英語で紹介するのは簡単ではなく、参加者は非常に苦戦していました。
参加者は学習意欲が高く、それぞれ学びたいテーマをはっきり持っていて、日本語であればプレゼンテーションも物怖じすることなく出来るような生徒さんです。それが英語になった途端に一気にハードルが上がるということを改めて認識したようで、非常に悔しがっていました。参加者に自らのテーマ説明の完成度を聞いたところ、10点満点で平均は5点以下。おおっと
【主人公になりきる!アテレコ・ワーク
それでも立ち止まってはいられません。悔しさをバネに英語力を高めるべく、「アテレコ・ワーク」を続けました。
「アテレコ・ワーク」では、サイエンスについてのTEDプレゼンテーションを見てもらい、分かりやすく聞き手を巻き込んで話すにはどうしたらいいのか、コツを掴んでもらいました。チームに分かれ、それぞれスピーカーが話すのと同じスピード、ニュアンス・抑揚で真似して読んでもらいました。
かなりスピードが早いにも関わらず、参加者は根気強く練習を続け、最後には追いついて、英語の持つリズムが身についていました。
英語を話せるようになるには、このリズムを身につけることが第一歩です。棒読みのようにリズムに欠けると、ネイティブスピーカーには聞き取ってもらえません。「アテレコ・ワーク」を通じ、そのリズムに加え、様々な英語表現を学んでいくことで、より自然な使える英語が見についていきます。
最後に難易度の高いワークをこなした参加者は、達成感のある表情をしていました。
参加者は「英語の勉強の仕方がわかった!」「自分たちで自主的にアテレコを続けて英語力を高めよう!」など、積極的な姿勢を見せてくれました。

 

2日目
【熱く楽しく学ぶ!ロジックゲーム
そして2日目。午前中は論理構造を学んでもらうため、即興で主張を支える根拠を3つ立ててもらう「3ポイントゲーム」とその根拠の論理の穴を潰していく「反論ゲーム」を実施しました。
3ポイントゲーム」では、「大学入試は学力のみで測られるべきか? それともより広い領域も見る総合的な評価をすべきか」「原発は完全に廃止すべきか、あるいはある程度は使い続けるべきか」などのホットなトピックについて議論してもらいました。どちらの立場につくかは、自らの考えの通りにしてもらいましたが、非常に激しい議論が展開されました。
特に大学受験の方法、原発の是非については、自然と生徒同士で英語を使って熱い議論が沸き起こりました。白黒はっきりさせるのが難しいテーマについて、自分の主張をはっきり持ち、相手にぶつけて議論し、解を見出していく、アカデミアの世界の萌芽が見られました。
ぜひともその勢いで、ディスカッション好きなネイティブスピーカーとも議論を重ね、よりレベルを高めて欲しいと思います。

【世界へハバタク!プレゼンテーション!
そして午後は最後のプレゼンテーションに向けて準備と発表。「小学校6年生に身近な自然現象について英語で説明する」という設定で、自らのテーマについてストーリーを作ってもらい、動画やスライド、紙芝居など様々な手法を用いて、多くの先生の集まる中で発表してもらいました。
宇宙や天気のような地学の話もあれば、紅クラゲという非常に特徴的な生態をするクラゲの話、免疫の話など生物の話など、テーマは様々。TEDスピーカー顔負けの素晴らしいプレゼンテーションをする参加者もいれば、アニメーションを駆使してとても分かりやすく楽しくテーマを伝えてくれる参加者もおり、非常にレベルの高い発表会となりました。
素晴らしかったのは、参加者が皆、1日目に見たTEDプレゼンテーションから学んだ通り、抽象的な概念は例えをうまく使って分かりやすく表現することができていたこと。
最後にハバタクから講評をさせてもらいましたが、どの発表も非常に興味深く、非常に楽しませてもらいました。
参加者にプレゼンテーションの完成度を聞いたところ、平均は7点程度。1日目の5点以下の自己評価から、参加者が一気に成長したことがわかります。
先生たちも2日間で生徒が変わった!ととても喜んでくださいました。
英語のプレゼンテーションを自力で作り上げ、発表し、人に聞いてもらったという経験は、参加者の皆さんにとって非常に大きな自信となったと思います。
大学に入り、将来的にもサイエンスの研究を進め、世界にハバタイていくような高校生たち。これからもっと経験を積んで、活躍の場を広く広めていって欲しいです。
【日本の若者を世界で活躍させる!ネイティブ脳TM
ネイティブ脳TMは、ネイティブが試聴する動画を用いて英語を効率的にインプットし、手と体を使ってアウトプットをすることで、英語の表現を自然と身につけられる学習方法です。日本語で積み上げてきたような知識や思考を英語でも作りあげ、日本の若者が世界で活躍できるような英語力・自己表現力を身につけられるようにすることを目指しています。
学習テーマは選ばないので、今回のようにサイエンス等のテーマに合わせ、様々なトピックに適用することが可能です。

これからもハバタクは日本中の教育機関のニーズに応えて行きます!

 

 

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