健全な飢餓感が生む推進力


シンチャオ!小原です。

酷暑の日本に一時帰国した後、ホームのホーチミンに帰って参りました。
ベトナムは随分暑いんでしょ?とよく言われますが夏真っ盛りの日本の方がはるかに暑いです。来年の避暑地にホーチミンはいかがでしょうか?

8月末をもってハバタクは3期目を終え、4期目に突入します。
社名に恥じぬよう、なんとか墜落することなく(時には腹を擦りながら?)最初の3年、やりたいことをやってこれたかなと思っています。

しかし、まだまだひよっこのハバタク。
これから更に大きく飛翔するために、これからの成長イメージを3人でじっくり話しました。

4期目以降、これまで以上のチャレンジを目指していくつかの新規事業のアイデアを練っています。
新規事業の検討にあたって、各方面の方々に相談させていただきました。
そして、いずれの方からも大変参考になるアドバイスをいただきました。

いただいたんですが・・・相談しすぎもよくないなぁ・・という風に今感じています。

というのも、色々なアドバイスにしたがって事業計画を絞っていくと、実現性が高そうに見えるアイデアが残るんですけど、どうにもワクワクしないなぁということに気づいたからです。

うーむ。ちょっと待て・・と。
なんか無難な道、選んでない?

一体なんのために起業したのやら。
他人からやめた方がいいんじゃないと言われて尻込みするぐらいで起業家を名乗ろうなんてちゃんちゃらおかしい!

・・と思い直しました。

やりたいことだったら、やたらめったら手を出すべしと言っているわけではありません。ビジネスである以上、当てずっぽうで手を打つのはそれこそバカな話です。
ただ、他人から見たらちょっと無理なんじゃないと思われることも、自分たちの中で勝ち筋が見えているのであれば、そこに飛び込む気概を忘れてはいけないな、ということです。

一般常識に照らして考えると、あるいは過去の似たような事例を総合すると、リスクが高そうだからやめた方がいい、というような意見は極論言えば聞く必要なし、なんだと。

DeNAの南場さんが「不格好経営」で書いていましたが、「正しいことを選択するのではなく、選択したことを正しくする」という覚悟と実行力です。これが大事。

我々がやるべきことは、志(一生をかけてでも実現したい世界観)をぶらさずに、リスクを取ることを厭わず、選んだ選択肢を正しくしていくことだ、と強く思いました。

そして、もうひとつ。
上記の姿勢を崩さず前に進むために忘れてはいけないのが「飢餓感」です。
ここで言う飢餓感とは、実現したい世界観と現在の自分の位置のギャップ、あるいはそのギャップを埋めたいという欲であり、埋めなければという焦燥感です。

志を立てたきっかけとなった「原体験」が火入れ式だとしたら、その火を絶やさずに大きくしていくのが日々の「飢餓感」なんだと思います。

飢餓感は色んな場面で感じます。
達成できない定量的目標、実現したいスピードで進まない事業、ライバルの成功・・
周りと比べたってしょうがないという声もあると思いますが、日々のエネルギーとなる飢餓感は同世代の起業家の活躍ぶりから刺激を受けることが多いです。
単純ですが、あいつの成功が悔しい、負けてられんという気持ちがなくなったら終わりだとも思います。

ここで大事なのは志をぶらさないこと、です。
ただ周りとくらべて一喜一憂するのはただの妬みを生むだけだからです。
原則は志への達成度を絶対評価で考える。とはいえ時にはライバル達の様子を見て自分を省みて、健全な飢餓感を感じることです。
ありがたいことに僕には(勝手にですが)ライバル視している起業家仲間がいます。

酷暑の日本で、4期目に向けた内部でのディスカッションや外部へのインタビューを通じて、改めて起業家としてのマインドを取り戻すと共に、自らのや負けてなるものかという飢餓感を再確認したのでした。

4期目以降も我々ハバタクをよろしくお願いします。

小原

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