2010年10月にハバタクを創業してはやくも2年が経った。
事業モデルも、実績も、目指す場所に至る道もくっきりと見えていなかったけれど、小さくても動き出せば社会はじわじわ動いていくという楽観的な自信と、信頼できる2人の仲間がいたので、一歩を踏み出すのに躊躇はなかった。
この2年間、ものすごい数の人たちにお世話になりまくりながら、活動してきた。
中学・高校や大学、小学校や学童保育など、様々な教育機関・自治体での、新しい教育モデルの実践。
ベトナム拠点の設立と、国境を越えたビジネス共創の実践。
国内外の、大企業から中小・ベンチャー企業、教育機関、行政、NPO、個人、、様々な方々と仕事をさせて頂いた。
今現在、社会に大きなインパクトを与えられているかといったら、全くもってYesとはいえない。
けれど、まずは自分ごとから、自分たちの周りから、草の根からの実践を繰り返すことが、遠いようで近道なのだと思うようになっている。
そして、草の根から生まれたイノベーションを、他の地域や、他の国の課題解決に繋げていく。地域密着でありながら、一地域にとどまらず、他の地域と横断的につながり、連携していく。
そんな「トランスローカル」な仕組みづくりに、今期はどっぷりと挑戦していく。
9月に活動を開始した「教育共創研究所」は、その第一弾の取り組みである。
Have a Taktな人生を歩む人(自分の人生の指揮を執る人)を世界中に。
世代も国境も、あらゆるボーダーを越えて、共に未来を創る。
自分達と子供達、その子供達、30世紀にも豊かに暮らせる地球へ。
目指す場所はぶれない。
けれど、そこに至る道(How)はまだまだ課題だらけで、試行錯誤しながら進んでいる段階。まさにジャングル(密林)である。この2年間で朧げな姿は見えてきただろうか。
Howはものすごく重要で、知恵を絞り続けなければいけないけれど、状況に応じて柔軟に変わっていけばいいとも思う。
Howは、ビジネスモデルだったり、組織形態だったりする。この辺りの変化への柔軟性が極めて高いのが、ハバタクのポジティブな側面かもしれない。
目指す場所により近づくことができて、かつ自分たちが心から楽しめるHowを追求していきたい。(「純粋に楽しい」という感覚を日々感じながら進んでいきたい。)
全ての役割を自分たちで完結させる必要はなくて、組織や国境・世代の壁をひょいと超えれば、素晴らしい仲間や先達が沢山いる。
ビジョンを掲げてジャングル(密林)に分け入っていると、このような仲間に、出会うべくして出会っていく。これは本当にExcitingで、2年間があっという間だったのも、毎日が刺激的な出会いに溢れていたからだと思う。
そんなクレイジーな仲間達と共に、日本・そして世界に”草の根からのSocial Innovation”を巻き起こしていきたい。
・・・以上の意思を込めて、テーマは「密林散歩」。未知のジャングルを、口笛を吹いて散歩するように楽しみながら、前に進んでいこうと思う。
テーマ曲は、自分の結婚式でも流した”WELCOME TO THE JUNGLE” (Guns N’ Roses)。
(今期は、ギアナ高地やパプアニューギニアなど、本当の密林にも挑戦したい!)
丑田俊輔