25日午後、ベトナム北中部に位置する台湾工場現場で足場崩落事故が発生し、少なくとも16名が死亡、27名が負傷した。現在もがれきの下敷きになった人々の捜索が続いている。
事故は午後8時ごろ、韓国サムソングループが所有するブンアン経済地区、ソンズオン港建設工事現場で発生した。事故発生時約50名のベトナム人作業員が足場の上におり、20メートル下の地面へ落下した。救急車8台、警察官100名、救急隊が総動員で救助にあたり、26日には概ね作業は終了した。
事故の被害者は貧しい家庭を支える単身赴任の男性が殆どで、残された家族は深い悲しみに沈んでいる。
ベトナムオフィス・Hanhより
この数年の間に起きた労働災害の中でも、最もひどい事故と言えます。ベトナムでは、2014年には死亡者630名、負傷者1544、累計6709件の労働災害が発生しております。今一度、労働安全と健康の確保を見直す時ではないでしょうか。建設企業は労働衛生管理を徹底し、労働者は各自の安全確保を最優先とすべきです。
また政府機関でも安全管理制度や基準を明確に設け、定期的に審査を行うなどの措置を行うべきだと思います。
本ニュースはベトナムの地元紙tuoi treのトップ記事を参照しています。
http://tuoitrenews.vn/society/27005/at-least-14-killed-in-scaffolding-collapse-in-vietnam-industral-park