2月初め、日本からベトナムオフィスに、自らを変えるべく、「海外インターンシップ」プログラムのために、10日間にわたって、日本から学生さんがいらっしゃいました。
この海外インターンシッププログラムは、大学が「地域に根ざしたグローバル人材」を育成するため、大学が主催となって実施しており、来越したのは、大学から選抜されてきた10数名です。
学生さんたちは、「臨場知」を得るため、ホーチミンでの日系企業における研修、およびベトナムでのビジネスプランをチームごとに作成しました。
ハバタクは、ハバタクはその事前研修と中間研修を担当し、インターン生も受け入れました。
初めて海外に来たという子も少なくなく、英語でのコミュニケーションや国外での過ごし方の違いに慣れない学生さんも少なくなりませんでしたが、大学生活このままじゃ嫌だ、なんとか自分を変えたいと一大決心をして参加を決めた学生さんが多かったようです。
【1日目】
初日は、学生さんはホーチミンに到着早々、ハバタクオフィスに移動し、オリエンテーションとして、英語で参加者同士の他己紹介を行い、ベトナムの基本情報についてレクチャーを受けました。
ベトナム人スタッフから簡単なベトナム語を教わり、終始和やかな雰囲気で終了しました。
【2日目】
2日目は、ベトナムでの滞在を「圧倒的な原体験」としていただくため、現地の学生とともに、ホーチミン市内をフィールドワークを通じて観察していただきました。
フィールドワークから戻ってからは、見てきたものを分析し、最も印象的だった体験を解釈し、自分なりの対策を考えてもらいました。
日本と全く異なる、市内の様子を見た学生さんは、自らの体験から、日本にある事例、および自分の好きなことを使って、ベトナムでの対策を考えていました。
そして、最後にこれからの企業研修で取るべきコミュニケーションについて考えるワークを行いました。
それぞれ想像を膨らませ、業務上でどんな場面に遭遇しそうか想像しながら、どう自分が行動すべきか考えてもらいました。
【3日目】
企業研修を翌日からに控えた3日目の研修は、企業研修中に飛躍的に成長いただくため、Lego Serious Playによる目標設定のためのワークショップ、および目標設定の時間を持ちました。
学生さんは、現在の自分を見つめ、レゴで表現し、これからなりたい自分についてレゴで作品を作り、自分をどう成長させたいのか、レゴの作品作りを通して、自分で理解していきました。
そして、最後に企業研修を通じ、何を達成したいのか、どう成長したいのか、そのためにどんなアクションを起こすのか全員に宣言してもらいました。
【4−6日目】
学生さんは、チームに別れ、それぞれ日系のベンチャー企業で研修に分かれていきました。
それぞれ企業で与えられた『課題』を達成すべく、自ら計画を立て、情報収集に取り組んだり、大人にインタビューをしたり、自分の未知の世界に飛び込み、挑戦していきました。
なかなかハードルが高かったようで、泣いたり笑ったり、各自いろんな経験をしてきたようです。
挑戦や失敗を繰り返し、強くなってほしいものです。
【7-8日目】
3日間の各企業で研修での行動を振り返り、今後どういうアクションを起こしていけばいいか具体的に何度も考えてもらいました。
ロールモデルとなるべき、ベトナムで働く日本人の社会人から話を聞き、自分がどうなりたいか、何が足りないのか、自分自身は本当に何がしたいのか、今後の人生で何を達成したいのか、じっくりと考えてもらいました。
みなさんじっくり考え、刺激的な大人に会い、やっと火がついてきたように思います。
【9−11日目】
それぞれ企業で研修。
研修先の企業から与えられた課題について、企業に対して行う、最終発表に向けて準備を行い、各企業で発表を行いました。
参加した学生さんたちは、普段と全く異なる環境に置かれ、
チームメイト同士でぶつかったり、泣いたり笑ったりもあったようですが、みんなそれぞれに、ベストを尽くし、やりきったといういい顔をしていました。
ベトナムに来た時の学生さんは、初めての土地で、どうしていいかわからないという不安そうな顔をしていましたが、時間が経つにつれ、火がついて、どんどん力を出せるようになってきたように思います。
「人生で最も濃い12日間になった」「ベトナムが大好きになった」「これからの自分の人生、裕になる気がする」
どの学生からも、そんな声が次々に聞こえました。
初めての挑戦で、それぞれが成長できたんだな、と主催側としても嬉しかったです。
みなさんに今回の成長を次の挑戦にどんどん活かしていただきたいな、と思っています。
みなさん、お疲れ様でした!