きょうはハバタク日!




東京オフィスの舟之川聖子(ふなのかわ・せいこ)です。2014年10月より業務サポートスタッフとして週に2日、ハバタクでお仕事をしています。郵便物のチェック、請求書の発送、契約書の管理、銀行振込・送金といった事務作業で、フロントで忙しく飛び回るスタッフをサポートしています。


もうひとつ重要なお仕事が、これまでなかなかボードメンバーだけでは手が回っていなかった、広報です。広報といってもプレス(!)というようなキラキラしたものではなく、「じぶんたちはどんな思いを持って、何をしている、何者なのか」を日々の活動レポートや告知活動を通して、ハバタクに関心を寄せてくださる方と丁寧にコミュニケーションをとっていく、地味な、しかしとても大切な業務です。


ハバタクでは常時20本以上のイベントやプロジェクトが動いており、東京、秋田、ホーチミン(ベトナム)、サンフランシスコ(USA)と4拠点あるため、日々いろいろなことが起こります。発信するネタは豊富にあるわけですが、なかなか全てをすくい上げることはできていませんでした。本数が多かったり、大きなプロジェクトが待ち構えている場合には、創ったらすぐ次へと、常に前進しながら考えていかなくてはなりません。

もちろん社内では折に触れて振り返りの機会を設けてはいるのですが、「ハバタクは何をやっているか」「ハバタクのメンバーはそこで何を感じたのか」「ハバタクのメンバー自身はどう羽ばたいているのか」を外部に対して適切に発信できてこなかったのではないか、というのが、入社直後のわたしの印象でした。もっともっとハバタクの「人柄」を見てみたい、と。


もともとわたしはメディアの仕事をしていたわけではないのですが、前々職で会社案内や社外報を作っていたり、3.11からの復興支援事業である「東京里帰りプロジェクト」で広報チームとしてボランティア活動をしたり、知人のサイトでインタビューの仕事をしていたりすることから、どうもわたしは「発信」「表現」が好きなのでは?と思っていました。そんなところにひょんなご縁があって、ハバタクにジョインすることとなったのでした。

最初に手をつけたのは、意外にもロッカーの掃除でしたが、次第にFacebookやTwitterなどもさせていただくようになり、社内でネタを見つけてはせっせと投稿しています。そしてついに11月からは1年3ヶ月ぶりのメルマガを発行するまでになりました(予定…)。新入りのくせに、やけに感無量です。


もう亡くなりましたが、コンテンポラリー・ダンサー&振付師であるピナ・バウシュの言葉に「私の関心は、人がどう動くのかではなく、何が人を動かすのかということにある」というものがあります。わたしもまさに「何が人を動かすのか」が知りたいという強いニーズがあります。何がその人の転機になったのか、何がその人をその行動に駆り立てているのかを掘り下げていくと、とても美しい鉱石のような思いに出会えることがあります。その瞬間の人の顔もとても美しくて、またそれが見たい、と思うのです。
わたしがハバタク以外の日に、読書会、百人一首の会、能・文楽・歌舞伎鑑賞ツアーなどのワークショップを開催しているのも、芸術や文化のエリアに「何が人を動かすのか」の秘密があるように思うからです。


話がそれましたが…

ハバタクの一番の魅力だと思うのが、木村がこちらで書いていたことと似ていますが、「とらわれていないこと/自由であること」。そもそもの起業の時点から自由な発想で満ち溢れています。(起業の経緯はこちら>http://www.abroaders.jp/yoshitaka_ohara2%e2%80%8e/)


そして自分たちのやりたいことを実現するために、場所や時間にとらわれていません。時差はあっても基本は全員オンラインなので、すぐにチャットしたりSkypeで話したり、離れているからこそコミュニケーションの手段を工夫しているし、量も多いのです。これは毎日会社で会える関係の倍以上の量ではないかと思うぐらいです。しかし、いつも連絡を取り合っているからといって、プライベートの時間を犠牲にしているというのでもない。生き方と働き方の重なりがとても多い人たちなんだなぁと思いながら、いつも見ています。


もちろんそれぞれに悩みはあったり、人生の岐路に立つこともあるのでしょうが、ハバタクの社名通り、”Have a Takt!”のスピリッツで乗り越えていくのだろうなという、気概を感じさせる魅力的なメンバーです。

そんなハバタクのことを多くの人に知ってもらいたい、そして、わたしもまた人生の指揮棒を自分で取る生き方・働き方がしたいという思いをもって、今、ここにいます。
一日として同じ日はなく、毎日が挑戦の連続ですが、ハバタクの勤務日には「きょうは”ハバタク”日だな!」と楽しみながら、これからもやっていきたいと思います。

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