秋田ってどんなところ?


「秋田県といえば、きりたんぽ鍋とかナマハゲとか秋田犬のところでしょ?」

東京で周りの友人に秋田県の印象を聞くとこんな答えが返ってくる。

s_IMG_4035

でも、未来の視点から秋田県を見てみるとどうだろう?

 

”世界は高齢化する”

世界のほとんどの国が高齢化に向っている。例えばベトナムの高齢化率は2015年では6.4%だが、2035年には15.4%を超え高齢化社会になり、20%を超え超高齢化社会に突入する予測が立っている。隣国である中国、韓国も2025年には同じく高齢化社会を迎える。アジアだけでなく、ヨーロッパ、アフリカ、アメリカのどの地域も高齢化は進みつつある。

世界の中で、もっとも高齢化率が高いのは、実は日本。2010年にドイツを超えて日本は高齢化率世界一位になり、その後2位との差を広げ続けています。2015年の世界の高齢化率は5.1%,日本は26%。2位はイタリアの22%,3位はギリシャで21%。

日本の中で、秋田県は高齢化率1位。つまり、秋田県は世界でもっとも高齢化している地域。今回TransLocalLeadershipプログラムが開催される五城目町は、秋田県で3番目に高齢化率が高く、2015年のは43%を超えています。

 

”世界の人口は減少する”

増え続けている人口。2015年に73億人を超え、増え続けると思うかもしれない。でも、世界人口の増減率は2015年を過ぎて+2.5%から少しずつ減少していき、WIREDの記事では200年後には世界の人口は現在の半分になる可能性も指摘している。つまり、世界は高齢化し人口は減少する未来に向っている。

 

”秋田の世界の窓口、国際教養大学”

秋田空港からすぐ近くには、2004年に開校した国際教養大学。世界27カ国から学生が集まり、どの授業も英語で開催されている。五城目小学校では”ワクワクワールドツアー:五城目で世界一周”というテーマで、毎週3カ国の学生が小学生に自国の紹介とワークショップを行っている。本プログラムの開催地である五城目でも、国際教養大学が世界の窓口となって、小学校と世界に繋げている。

10358970_303658113142294_8409869090928769722_o

”未来と世界の交差点”

トランスローカルリーダーシップのプログラムが、秋田県五城目町で開催される理由が見えてきたでしょうか。高齢化が進み人口減少が進む世界の未来にあるのが、五城目。やわらかいリーダーシップを見つけるプログラムが開かれるのが、秋田です。

 

Leave a Reply

Your email address will not be published. Required fields are marked *